June 22, 2005

ストッダート、吠える!

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ストッダート、吠える!
 
ミナルディのポール・ストッダートが吠えました。
 
(ストッダート、モズレーに辞職を勧告)
 
いいなあ、スタディ。ちょっと好きになってきたぞ。みんな内心思っていてもなかなか口には出せないことを、敢えて堂々と言っちゃう人っていますよね。ちょっとアウトローな人に多いけど。でも、素直に「すごい」と思う。レースにも出てるし、公聴会にも呼ばれてない立場だからこそ、逆にリアリティありますよね。(GP当日、国際映像のカメラに向けて親指を下に向けてたもんな〜)
 
で。その理由なんですが、こういうことだそうですよ。(フランク・ウィリアムスがBBCラジオに語っています)
 
MI勢は、ギリギリまでレースをしようとして、いくつかの打開案をFIAに出した。しかしモズレーはそのすべてを却下。彼は妥協をしたくなかったようである−−。
 
やっぱりね、モズレー。そんなことをしておきながら、すべてをMIの責任にしようとして自らが“歩く正義”であるかのような素振りを見せている、その態度。一般の人は事の真相を知らないし、知る努力もしないんですからね。強硬姿勢を貫いたモン勝ちということなんでしょう。
 
12万人もの観客を入れたサーキットで、あんな茶番GPを催行させてしまうことを、MIチームは避けたかった。MIにとっても各メーカーにとっても、アメリカは大手マーケットですからね。(事実、GP翌日MIの株価は急落しています) なので、「チャンピオンシップにならなくていいから(ポイントを剥奪されてよいから)」シケインを設置するなどして走らせて欲しい、と懇願した。しかし、モズレーは却下。
 
注:この一連のやりとりについて今宮純氏は、「MIがここまでストレートに自らの非を認め、判断をFIAにゆだねたにもかかわらず、F1における最高権力者であるFIAはその指導力を発揮することができなかった」と書いておられます。今宮氏のご判断は、「FIAが信頼されていないこと」が事件の核であるというものです。(「トーチューF1EXPRESS」より)
 
これについて私たちは、「シケインを急設置することなんて不可能」というような理解の仕方をしてましたが、過去に例があるそうですね。シケインの急設置。(もちろん簡単ではないと思いますが)
 
で。となるとモズレーが強硬に反対したのは、何なんでしょう? すべてが意のままにならないと耐えられないという、暴君の傲りだったのでしょうか。コンコルド協定に反する者たちを、「一度痛い目に遭わせておかないと」との思いがあったのでしょうか?
 
それとも・・・
 
「強硬姿勢を続ければ、結局はすべて意のままになる」という愚かな計算違いにより、大切なものを見誤ったのでしょうか。


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