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今日の琢磨 ・・・・琢磨の今日を勝手に占います
7月7日の琢磨:慌ただしくスケジュールをこなす日
■USGPは“引き金”だった
遂に事の本質が明らかになりました。USGPの混乱は、タイヤの不具合やシケイン設立などといった状況要因がすべてだったわけではなく、FIAとフェラーリ以外の9チームの対立という本質的な図式に要因があったことが明確になりました。
まずは、「何とかしてレースを観客に見せたい」との思いからシケイン設置を提案したドライバーたち(フェラーリとジョーダンを除く)の要望書にモズレーが激怒。この牽引役となったクルサードに対し、“脅迫まがいの”電話をしたと報じられました。
結局、MIユーザーのいかなる譲歩案にもFIAは耳を貸さず、USGPは不幸な形で開催され、MIユーザーチームはモーター評議会で裁かれることになります。これ、モーター評議会とは名ばかりで、事実上はFIAが裁くも同然。モズレーがどんなに強権的な人物か皆熟知してますから、結果如何によってはF1撤退も考えたとのこと。
F1撤退とは、つまり、現在コンコルド協定に署名していないチームらで2008年に立ち上げることを想定している“もうひとつのグランプリ”(GPWC)を前倒しすることを指します。この際、ミナルディもこちらに参加することに決めていたそうですから(英「タイムズ」紙)、かなり具体的な、そして“腹の据わった”ものだったんでしょう。だから評議会はあのような裁定を下したのですね。
USGP問題についての発端からの経緯はこちら