■〜史上最年少チャンプの涙！〜 琢磨、渾身のブラジルGP 決勝

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■〜史上最年少チャンプの涙！〜　琢磨、渾身のブラジルGP　決勝

 

 

気温24度、路面温度22度。曇天のインテルラゴスです。ヴィルヌーブはパルクフェルメ違反のペナルティを受けてピットスタートとなっています。

 

最初の見せ場はスタート直後に訪れました。ピッツォニアがいきなりクラッシュし、それに巻き込まれてＤＣとウェバーの２台がコースアウト。セイフティカーの導入となりました。が、なんと！！　この時点で琢磨は11番手にジャンプアップ！　がぜんテンションが上がります！

 

この後、１ストップ作戦の琢磨は重いマシンを駆っているため、当然タイムが上がりません。昨日のフリーでギアボックストラブルに見舞われていることもあり、セッティングは「予測して」決めたなんて言ってましたね〜。というわけでしばらく我慢のレース展開が続きますが、各車１回目のピットインを始めた頃から、じわじわと順位を上げ始めました。

 

38周目、琢磨ピットイン。なんとかトゥルーリの前に出ることができました。この時点で10番手。他のマシンとは違ってもうピットストップがありませんから、あとはこのまま無事に行ってくれることを祈るだけ。

 

40週目、ここでガゼン注目なのがバトンとケロとの６位争い。来季のチームメイト同士･･･というかファースト・ドライバー同士（笑）なので、お互い一歩も引けないところでしょう。･･･結果、ケロが見事にオーバーテイク。ホームグランプリということもあり、底力を見せました。

 

46週目、川井チャン＆今宮さんからまたしても重要ヒントが！　ホンダと琢磨のつながりの深さ、絆の強さについて熱く語ってくれました。「琢磨が最終的にどんな意志で道を選ぶかは別ですが」なんて付け加えて。と、いうことは･･･エンジンと共にウィリアムズ行きでしょう！（あくまでも推測です）　ホンダとのつながりでエンジンごとウィリアムズへ行くか、前の所属チームであるジョーダン、そしてＦ３時代のカーリンとのつながりを選択するか、の２択ということですね？（推測ですよ）。

 

閑話休題。

 

59周、すべてのマシンがピットストップを終えました。モンテイロはマシン自体がストップ。連続完走記録を終えてしまいました･･･orz

 

さて、この時点でトップはモントーヤ。キミ、アロンソと続きます。何事もなければ、アロンソのタイトルは決定。そして琢磨の10位も決定してしまいます。･･･ああ、でも、いつものように国際映像に抜かれまくってるフラビオがピットの中に入っていくのを見て、思わず悪い予感が･･･。アロンソのタイトル決定というドラマティックな瞬間を盛り上げようとしてるんじゃないでしょうか？　何か仕込みにいってそうでものすごーく悪寒･･･いや、不安･･･。

 

結果、優勝はモントーヤ。２位がライコネン。マクラーレン、ノートラブルで１−２を決めました。そして、アロンソ。史上最年少のチャンピオンの誕生です。無線で思わず涙声になったというナノ。今までの大人びたイメージから一転し、人間味がほとばしります。リアタイヤにトラブルを抱えていたことをピットに黙っていたのだとか。なんて獅子座らしい･･･。

 

琢磨は10位。ポイントは獲れませんでしたが、鈴鹿へとつながる走りを見せてくれました。バトンは７位に終わりました。

 

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■戦い済んで･･･

 

シャンパンファイトがこんなに清々しく映ったのは、昨年のインディアナポリス以来です。溜めに溜めてきた感情をほとばしらせたナノと、出しゃばらなかったフラビオのおかげで（笑）、素直におめでとうと言えました。しかし、優勝カップになみなみとシャンパンを注いで飲もうとしたナノを見て、思わず「スモウ・スタイル！」と呟いてしまったよ・・

 

それから、モンちゃんの愛息セバスチャン！　来てましたね〜〜！！　セバスチャンが来ればモン・パパ優勝、というジンクス、見事に成立です。

 

プレカンでナノが、「Ｆ１の歴史がなかったスペインという地で･･･」と感慨深げに話していましたが、彼もまた国を代表するパイオニアであったということですね。小倉さんも言っておられたように、ぜひ次はこれを日本で！と願わずにはおれません。

 

ところで、コンストラクターズではマクがルノーに逆転。最終戦まで予断を許さない状況になりました。何と言っても、ノートラブルでマクが１−２フィニッシュですよ。速さのマクラーレンに信頼性が伴えば、怖いモノなしでしょう。ルノーのリベンジに注目です。